
髙田久惠 Hisae Takada
“命在るものが消え行き、そしてまた生まれる。その生命を全うする姿に美しさを感じる。”私が野に咲く草花を描くようになったのは、雨風に打たれながらも懸命に咲き、儚くも強く在る小さな花の姿に心打たれた、些細だが忘れられない出来事が原点にあります。 彼らがひたむきに咲く姿に、私は人の一生を重ね、命の尊さや美しさ、健気さを感じるのです。その感動は現在の私の制作活動の芯と成っています。どんな環境や状況に置かれても、自分を信じて強く生きて行きたい。悩み迷い、時に間違った道を選択したとしても、それを受け入れ歩んで行きたい。たとえ今は小さく弱くとも、苦難を乗り越えていける強い人になりたい。そんな想いを持ちながら、作品制作へ取り組んでいきます。
- 略歴など
略歴
1996年5月 大阪府大阪市生まれ 2015年4月 京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 日本画コース 入学 2017年2月 グループ展「_ _ _ _ 、紡ぐ、私。」(京都・Gallery Take two) 出品 2017年8月 「真夏の日の夢」展(東京九段耀画廊) 出品 2018年5月 京都造形芸術大学 2018年度優秀学生賞 受賞 2019年3月 京都造形芸術大学 2018年度卒業制作展 奨励賞 受賞 2019年3月 京都造形芸術大学 芸術学部 美術工芸学科 日本画コース 卒業 2019年3月 京都造形芸術大学大学院(現 京都芸術大学大学院)芸術研究科 美術工芸領域 日本画専攻 入学 2019年8月 個展「在るべきかたち」(ギャラリーMOS)